最後に載せた参考文献を参考にしました。 そちらもご覧ください。
※ 電池は大きさの比較用
アザミウマを保存するにはAGA液を使うのが良いそうです。 AGA液は以下の薬品を混合して作ります。
いずれも比較的容易に入手できます。 それほどの危険性は高くないと思いますが 蒸留水以外は可燃性なので取扱には注意すること。
アザミウマをトレイに落とし、 AGA液を染み込ませた面相筆で拾い上げ、 AGA液で満たしたマイクロチューブに入れます。 葉っぱにいる種類はトレイに落とさずに直接拾うこともできますが、 大きいとやや難しいです。
一つのマイクロチューブに複数の検体を入れる場合は、 同じ環境(樹種など)から採集したものだけにします。
検体数はある程度多いほうが良いと思います。 オスとメスが含まれていたほうが同定が確実になるであろうし。
採集したら、採集日、 採集場所、樹木の葉から採集した場合は樹種などを記録しておきます。
紙に鉛筆で書いてチューブの中に入れるのが一般的なようです。 チューブの外側に書く場合は、 消えないように上から透明な粘着テープを貼っておいたほうが良いと思います。
2019-09-13 追記: チューブに書く方法は滲んできたのでだめでした。 現在は、IDを鉛筆書きした小さいカードをチューブ内に投入し、 採集情報を大きなカードに印刷したものを チャック付きポリ袋にまとめて入れてます。 印刷は顔料インクのインクジェットプリンタを使いました。
Ulitzka博士に伺ったところ、 2年ぐらい保存しておいた経験があるということでした。
2019-09-13 追記: いくつかの文献に、冷蔵庫に入れろと書いてありました。