長野県で見られるスイカズラ属のうち、 つる性のスイカズラと亜高山、高山性のものを除く、 11種についてまとめました。 花や実に頼らないで調べるための形質について調べました。 ハヤザキヒョウタンボクの写真が植物園では撮影できなかったので 来春(2020年)に花が咲くまで暫定的に自分で同定したものを使ってます。
私はコナジラミというカメムシ目の昆虫について趣味で勉強したいたのですが ホスト植物が重要になるため植物についても同定する必要がありました。 だいたい花や実が付いていないことが多いので、 葉や果柄の残骸や冬芽等をみて同定するのですが、 以前使っていた図鑑ではとても苦労して同定できないことが多かったです。 その後図鑑『樹木の葉』を使うようになって、 かなりやりやすくなり フィールドに出向いては同定を繰り返していたのですが、 難しいグループは どうしても図鑑だけでは無理で、 また効率も悪かったのです。 そこで植物園に行きまとめて調べることを検討してみたところ、 軽井沢町植物園は車で往復4時間ぐらいで行けて、 調べようと思っていたスイカズラ属がかなり揃っていそうだったということで、 はじめました。 本来私が住んでいる山梨県のスイカズラ属について調べたいところですが、 とりあえず。 高山性のものも見つかったら追加するかもしれません。
植物園で撮影した写真と図鑑の情報を元に、 独自に分析して花や実に頼らない形質を調べました。
自己流の形質判断が多数含まれていますのでご注意ください。
引用した情報
学名はYList(2019年9月下旬)を参照していますが、著者名は長くなるので省略しました。
高倍率用は虫の撮影で使用しているもので、 葉っぱをちぎらなくても撮影できます。 フォーカスブラケットで複数枚撮影しZerene Stackerで深度合成しています。 少し古いですが詳しい情報は こちらにまとめてあります(オススメはしません)。
グレーカードを写し込んであるものについては色の補正を行ってます。 他は補正してません。バラバラです。