コナジラミの標本作成方法 ▶ラベリング

ラベリング

スライドの左右に採集ラベルと同定ラベルを貼る。 いろいろ模索中。 

情報

採集ラベルには 採集場所(国、県、など)、ホスト、採集日、採集者名などを記入。 同定ラベルには種名、同定者、同定年、マウントメディアなどを記入。

ラベリング

ラベリング

右が採集ラベル、左が同定ラベル。 マウントメディアは左側かも知れない。

ラベル作成ツール

MS Wordなどが使われているよう。

大量にある場合は拙ツールをご利用ください。

Spelam

ラベル用紙

私はこれまでコクヨのはがき用紙を使っていたが 中性紙かどうかもよくわかならいので見直してみようと思う。 Neuhaus2017では中厚でDIN EN ISO 9706規格を満たすものをオススメしている。 中厚が推奨されているのはスライドを重ねたときに カバーガラスが保護されるためだと思う。 そのため0.2mm以上の厚さがある方が良い。

プリンターとインク

染料系のインクは退色するので使わない。 顔料系インクのインクジェットプリンターか レーザープリンターを使う。 顔料系のほうが良さそう。 以前キャノンの染料インクと黒の顔料インクを使う インクジェットプリンタ購入したのだけど、 顔料インクを使用するか染料インクを使用するかは自動的に決まり コントロール出来ないようなので 見直してみようと思う。

カッティング

Yamagishi2006に効率の良い方法が載っている。 カッターナイフ、カッティングマット、カッティング定規を使い、 外側の余白部分までは切らないようにする。 そうするとまとめてカットできる。

のり

現在Torikura1996に載っていた木工ボンドを使用しているが、 海外の文献にいくつか別のものが載っていたので それらを試してみようかと思っている。 Neuhaus2017には 油性の接着剤としてParaloid B-72、 水溶性の接着剤として Klucel G ヒドロキシプロピルセルロース(Hydroxypropyl Cellulose, HPC) が挙げられている。 Paraloid B-72はアクリル系の樹脂で アセトン等の溶剤に溶かして使用する。 Klucel Gは38°C以下の水かエタノールに溶かして使用する。 水溶性の接着剤は水害などに弱いという欠点がある。

課題