コナジラミの標本作成方法 ▶マイクロツール

マイクロツール

マイクロスパチュラ、柄付き針、柄付き棒、 かぎ針、 ブラシ(移動用)、ブラシ(掃除用)

マイクロスパチュラ

両刃のカミソリをカットしたものを柄に固定したもの。 主にコナジラミを葉っぱから剥がすのに使用しているが、 先端を鈍らせた柄付き針に移行するかも知れない。 柄はピペットチップとシリンジを使用(大量購入したので余ってる)。 固定方法はピペットチップの先端をカットしてホットボンドで接着。 コナジラミの大きさに合わせて2種類作成。

マイクロスパチュラ

マイクロスパチュラ

柄付き棒

針金を柄に固定したもの。 先端をややL字に曲げてある。 あまり使ってない。 軟化処理で硬さを調べるぐらい? 細口ピペットの先端とかでも代用できるかも知れない。

柄付き棒

柄付き棒

柄付き針

微針を柄に固定したもの。 主にマウント時にコナジラミの位置を調整するのに使用している。 太い棒だとバルサムで くっつきやすくやりにくい。

柄付き針

柄付き針

※上の写真は微針を使用したがもう少し太いほうが良いかも知れない。

かぎ針

成虫を引きずり出すのに使うと思うが、 まだあまりチャレンジしていないので省略。

ブラシ(移動用)

歯ブラシの毛を平に並べたものを柄に固定したもの。 コナジラミを平らな場所から平らな場所への移動するとき(マウント時)に使う。

ブラシ

ブラシ

作り方

歯ブラシの素材は先端が細くなっている飽和ポリエステル樹脂(PBT)の方を使う。 ナイロン製は先端が丸い。 台座として両刃カミソリの刃をカットしたものを使う。 柄はピペットチップとシリンジ。 ポリプロピレンの板(接着剤がくっつかない)に両面テープを貼り、 その上に歯ブラシの毛を実体顕微鏡下で並べ、 台座を下から挿入して瞬間接着剤で固定する。

ブラシ

ブラシ

上の写真は1作目で毛が長すぎた。 小さいコナジラミだと間から落ちてしまう。 台座から出る部分は3mmぐらいで良い。 また密に並べた方が良い。

ブラシ(掃除用)

小さいゴミを取り除くのに使う。 移動用ブラシは粗すぎるので使いにくいので、 もう少し細かいものを試してみようと思っているが、 まだ作ってない。

そのまえに面相筆を試してみるか。