淡色の検体の場合は酸性フクシンによる染色を行う (簡易検鏡の場合は酸性フクシンは使わない)。 容器は前工程から引き続いて丸底ドラムを使う。
▼動画は2倍速
酸性フクシンは黒っぽい粉末。 あらかじめ染色液にしてスポイト瓶に保存しておく。 染色液の作り方はHenderson2011によると 酸性フクシン0.35g, 蒸留水75ml(精製水で良いと思う), 氷酢酸25mlだが、 このままだと濃すぎると思う。 私はこれをさらに20倍ぐらいに薄めて使用している。
Brown2006より。
for very pale unsclerotised specimens, staining may be carried out by adding an excess of Glacial Acetic Acid or Acid Alcohol and a few drops of Acid Fuchsin stain solution. Staining is carried out cold and usually only takes a few minutes. Failure of staining may result if de-waxing has been inadequate (see stage 3).
氷酢酸の代わりとしては、 essig’s aphid fluid, acidified 80% alcohol, 100% isopropyl, 95% ETOH等が使えるらしいが、 試していない。
いくつか文献を見てみたが コナジラミをカナダバルサムでマウントする場合は酸性フクシン一択のようである。 ただし水溶性のマウントメディアを使う簡易検鏡では使えないらしい。
Henderson2011の染色液の作り方
Acid Fuchsin Stain: To make stain from the powder: add 0.35 g acid fuchsin and 25 ml glacial acetic acid to 75 ml distilled water.
EPPO2004の染色液の作り方。塩酸を使う。
Acid fuchsin stain (0.5g acid fuchsin; 25mls 10% HCL; 300mls distilled water)
どちらも濃すぎると思う。 濃いとあまりにも短時間で染まる上に 染まり具合が全くわからない。 時間は要するが薄い方が良いと思う。